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菅野淡 2021

栽培者 菅野忠司氏(菅野忠男氏)

                                

 

 

                     

 

 

                   

ワインについて

菅野園の2021年10月11日に収穫された葡萄達を100%使用したワインになります。

 糖度18.8度 PH3.67、食味は甘味は控えめなものの、酸味とのバランスが非常に整った印象でした。

少し、酢酸もありましたが、醸造には影響が少ないと判断したため、ほんの少し選果しました。

例年ですと紅用、淡用と葡萄を分けるのですが、今回は紅、淡の仕分けは行わず、単純に仕込み方法を淡用にすることに致しました。

例年の淡で、個人的に酸の尖りを気にしていましたので、今回は少し抽出を強めに、ロゼといっても醸し期間をほぼ10日以上

にしました。

全房でタンクに入れ、3日間の12度セラー内でのコールドドークの後に、常温に移動し​、発酵の立ち上がりは14日、ここから24日まで醸しを行いました。

通常ロゼですと比重が1.040代になり次第圧搾するのですが、今回は1.013で圧搾。

その間、発酵温度、比重を計測しながら最低限でピシャージュをし、比重が1.040代からは優しくルモンタージュで管理しました。

 

また、鋭い酸味にならないよう、炭酸ガスがしっかりタンクいっぱいに充填しながら管理しました。

圧搾後発酵が落ち着くまでセラーで管理、比重が0.997になったタイミングで澱引きし、ステンレスタンクで約1年6か月貯蔵、

2023年3月にもう一度綺麗に澱引きし、さらに1年ステンレスタンクに貯蔵しました。

実は23年にリリースしようと考えておりましたが、綺麗ながらも酸と品種特有の青さが気になり、再度、同期間熟成させることにしました。

23年の3月に再度テイスティングした結果、酸味がとてもマイルドになっていたこと、菅野さんの葡萄特有のチャーミングな飲み口に嬉しくなり

リリースを決意致しました。

瓶詰め直前(前日)に亜硫酸を20ppm添加、詰め前の澱引きは綺麗に仕上げるため細心の注意を払って行いました。

​香りにすこし酢酸、青さがほんの少し顔を出していますが、

サクランボ、ラズベリーのような香りとどこまでも綺麗でチャーミングな味わいがとても心地いいワインです。

過去の淡シリーズ史上、最も綺麗でソフトな飲み心地を是非お楽しみください。

ワイン詳細

詳細情報:

品種:非公開

アルコール度数:10.2%

販売容量:750ml(1400本製造)

小売希望販売価格:オープン

収穫日: 2021年10月11日(ワイナリー到着11/13)

糖度: 18・8度

pH: 3.67

発酵: 14度のセラー内の樹脂タンクで3日間コールドソーク、常温の仕込み場に戻し場合により介入。

はじめは足で2回/3日、その後すべてルモンタージュ(ドライアイスは毎回使用)

発酵期間:約10日

 

瓶詰め時に亜硫酸添加: 瓶詰時に20mg/L、澱引き時には澱部分を破棄し、上澄みのみを瓶詰め

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弊社でお馴染みの菅野ご夫妻が中心となる最後の年となった2001年、

2021年より代表者になる忠司さんとタッグを組み今回の菅野淡の原料となる

葡萄を栽培し届けてくださいました。

菅野さんご夫婦は高畠町で葡萄栽培(生食・醸造用)共に50年以上の

経験を持ちます。

90歳をこえるお二人は、私にとっては本当に大先輩。

私達と会うときは、いつも笑顔を絶やさず、

まるで家族のように迎えてくれる温かいお二人です。

畑作業のほとんどを忠司さんや娘さん、周囲の農家さんと一緒に行なわれておりますが、

可能な限り畑にでて指揮を執る菅野ご夫婦。

菅野さんに育てられた葡萄達は、とても綺麗で無だがなく、樹に宿す葡萄も、

小ぶりながらもしっかりした生命を感じます。

また、忠男さん老練された栽培技術により、

樹の樹冠も無駄がなく、大切に育てられていることが分かります。

「子の葡萄達は、わしらぁにとっては、ほんと子供のようだから」

とゆっくりと丁寧に目を輝かせながら私に仰ってくださる忠男さん。

娘さんによると、ふと、何かの用事で、

菅野ご夫妻のお家を訪れると、お家より、畑のP箱に2人腰掛けながら、

ただただ葡萄の枝を見上げるご夫妻を見つけるのだとか

2021年でご夫婦は引退されましたが、今後は代表者の

忠司さんがバトンを引き継ぎ、今後もチャーミングで綺麗な葡萄を

私達に届けてくださることでしょう

※先代の菅野さんご夫婦。

弊社では2018年から2020年まで菅野シリーズの

葡萄を栽培していただいておりました

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※2021より代表となった菅野忠司さん
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