Edamatsu

ET

Furuuchi

Maceration18 

◎葡萄について

今回のワインに使用させていただいている葡萄は

山形県山形市本沢の枝松さん、古内さんたち(ぶどうと活きる/以下葡活)の育てられた葡萄を100パーセント使用させて頂いております。

ご存知かとは存じますが、前回、弊社よりリリース致しました、edamatsu et furuuchi primeur2018、edamatsu et furuuchiWhite2018とまったく同様の、2018年9月5日、9月7日に収穫された葡萄を使用しています。

2018年は、特に暑い日々が続いたこと、そこからの豪雨に見舞われ、玉割れ等の心配もありましたが、葡活の皆様の技術によってPH3.4、比重1.084(転化糖度:約21度)と申し分のない葡萄を作ってくださいました。

ただ、後述いたしますが、このEdamatsu Et Furuuchi Macerationを使用した、葡萄に関しましては、同じ区画のブドウではあるものの、当初は漬け込みを商品化するよ手はなく、予想外の事由から醸造することとなりました。

はじめて、葡活のお二人にお会いした時、「栽培している品種からオレンジワインも造れませんか?」とご要望頂いていたのですが、私自身これまでの経験から、漬け込みの白ワインは、品種の個性を生かしながらうまく醸造する自信がなく、「もう少し実験を重ねてからのほうが万全だと思いますので、2018年は見送りましょう」とお話し、2018年は白品種にかんしては、漬け込みを行わず、試験醸造のみでやっていく方針でした。

ところが、2018年9月7日に葡活様から、私たちに連絡があり、出荷予定の葡萄ケースの一部(400㌔)を搬入の際にひっくり返してしまい、葡萄は健全なものが多いものの、一部裂果したものが混入している、このケースに関して廃棄するか、迷っているという連絡が入りました。

私たちは相談したのち、一年間育てた葡萄を400㌔も廃棄することに関して、非常に残念な思いもあったことから、予定どおり発送してもらい、こちらで確認することにしました。

9/8に葡萄が到着し、確認すると確かに裂果した葡萄が散見しておりましたが、幸いにも、カビや異臭がなく、PH計測、比重も確認、Phは3.6台とやや高めなものの健全だと判断し、8日に手伝いに来ていただいていた、京都のインポーターで勤めているの友人とお仲間様にご協力いただき、一日がかりで400㌔分を選果しました。

 

 

◎醸造について

どうせなら、ということで当初お断りをしていた、漬け込みのワインをこの葡萄を使用して実施することにしました。(白とはちがい、漬け込みで醸す場合は、葡萄の状態にたいして、ピシャージュなど直接的に介入できることで、葡萄達と酵母達に自分の意志をコミットできるかもしれないと思った為です)

 

醸造の方針は、軽やかに飲めるようなワインに仕上げること、また、酸味と果実さを前面に出すワインを造ること。

選果後の葡萄たちを足で粗く破砕した後、発酵が始まるまでは低温で管理し、発酵開始後は長期間の抽出を行うと、品種の個性を失うと判断したため、常温で醸し、カルボニックはさけ、オーソドックスなスタイルで、比重、温度、テイスティングによって、ピシャージュの等の人的介入を慎重に判断しながら醸造いたしました。

醸し期間は過度な抽出を避けることを意識していたので、糖分がアルコールにほぼ変換した瞬間に圧搾し、残りの微量な発酵は樽の中で行いました。

樽に入れる直前は、ほんの少しの還元臭と黄色い果実の香り、味わいはキュッとさす酸味にハチミツを感じました。発酵はまだ活発だったため、ある程度、収まるまで

蓋を完全には閉めず発酵を進めました。

9月23日ごろ発酵が落ち着いてきましたので(かなり微量)、樽を完全に栓をし、澱引きをせずに貯蔵いたしました。

 

発酵自体は2019年4月ごろまで微量ながらも継続しており、すこし驚きをもって貯蔵しておりました。

経過観察をしながら、2019年11月に瓶詰の判断をし、11/7日に瓶詰、ワインの疲れを考慮して、今回出荷、ご案内の運びとなりました。

◎商品について

 

商品名:Edamatsu Et Furuuchi Maceration18

容量:750ml

アルコール分:11%

カリン、ハチミツの香り、飲み心地は染み渡るよう印象です。

すこし、揮発酸も感じますが、全体的に優しい酸味と、口残りが

優しいワインに仕上がっております。

過度に冷やさず、14度から15度くらいでお召し上がりに

なることをお勧めいたします。

醸造本数;280本

希望価格:3500円