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Kunitsu-wine:株式会社 國津果實酒醸造所

菅野 紅 2020
栽培者 菅野忠男 氏

※先代の菅野さんご夫婦。
弊社では2018年から2020年まで菅野シリーズの
葡萄を栽培していただいておりました
今回弊社のお出しするワインは、菅野淡でもご案内させていただきました、
山形県東置賜群高畠町で、約50年間葡萄を栽培し続ける、菅野ご夫妻の育てた赤ワイン品種です。
菅野紅2020年の葡萄を作っておられた当時は
御年91歳と88歳と、私にとっては本当に大先輩。
私達と会うときは、いつも笑顔を絶やさず、
まるで家族のように迎えてくれる温かいお二人です。
今でも、畑作業のほとんどを娘さんや周囲の農家さんで行なわれており、
可能な限り1年中畑にでている菅野さん。
菅野さんに育てられた葡萄達は、とても綺麗で樹に宿す葡萄も、小ぶりながらも
しっかりした生命を感じます。
また、忠男さん老練された技術により、
樹の樹冠も無駄がなく、大切に育てられていることが分かります。
「子の葡萄達は、わしらぁにとっては、ほんと子供のようだから」
とゆっくりと丁寧に目を輝かせながら私に仰ってくださる忠男さん。
娘さんによると、ふと、何かの用事で、菅野ご夫妻のお家を訪れると
畑のp箱に2人腰掛けながら、ただただ葡萄の枝を見上げるご夫妻を見つけるのだとか
ワインについて(紅シリーズ2020)
山形県高畠町・菅野さんが丁寧に
育てた葡萄を100%使用したこのワインは、
“樹々は整い、手のぬくもりを受けて熟れ、そして三重へ” という言葉のとおり、産地の静かな情景
と造り手の手仕事が息づく、穏やかな佇まいをまとっています。
ステンレスで2年、さらに樽で3年。長い年月を静かに重ねるなかで、若い頃に感じられたグリーンの
ニュアンスは時とともにやわらぎ、ようやくリリースを迎えました。落ち着いた果実味に薬草のような
ニュアンスが寄り添い、軽やかでスイスイ飲める心地よいバランスが印象的。
香り静かな熟成から生まれる穏やかな香り立ち。
赤系果実の控えめでやさしい甘さに、ハーブや薬草を思わせる爽やかなニュアンスが重なり、凛とした
印象を形づくります。
味わい
口当たりは驚くほど軽やか。
酸はなめらかで、果実味は静かにふくらみ、ナチュラルワインらしい伸びやかさを感じさせます。
タンニンはきめ細かく、渋みが前に出ないため、するりと喉を通る飲み心地の良さが際立ちます。
果実と酸のバランスの中で無理なく調和し、全体に素朴で温かな個性を添えています。
余韻余韻はさらりと軽快で、薬草のフレッシュさと穏やかな果実香がふんわりと続きます。
開栓後 3日目でも揮発酸や酸化による濁りが出ず、味わいが崩れない安定感も魅力のひとつです。
「菅野紅 2020」は、長い熟成がもたらす落ち着きと、菅野さんの葡萄が持つピュアな果実味がやさしく
調和した、柔らかで飲み心地の良い赤ワイン。
軽やかさと品の良さが同居し、日常の一杯としてもそっと寄り添ってくれる、穏やかでやさしい一本で
す。
※抜栓直後に発酵不全、もしくは澱由来の還元でメルカプタンまたは、豆香が場合によってはわずかに感じる可能性があり
ます。
抜栓後は揮発することを確認しておりますので、あとから強くなってくる Brett+乳酸由来の豆香ではありません。
中子によるテイスティングシート(クリックすると拡大します)
醸造について
2020年の受け入れから2024年の最終仕上げまで、約4年間にわたり複数タンクへの分割管理・澱引き・ロット調整を経て仕上がった。
途中、2021年にはロゼ商品の構成要素として一部が合流し、2024年にはさらに別商品の合流も加わるなど、長期にわたる複合的なロット運用が特徴的である。
最終的に、ワインは B12・B13・Keg9・Keg10 に収束し、清澄度・安定度ともに良好な状態で瓶詰・出荷準備へ進む工程となった。
フローチャート
2020収穫(P1/P2/P3)
↓ 圧搾
P4 / P6
↓ 澱引き(2021/2/15)
T2 / D5
↓ 澱引き(2021/9/6)
B7 / D1 / D8 / B2 / 斗瓶4 / 斗瓶5
↓ 2021/11/25 T4へ合流(斗瓶は澱破棄)
T4(= 菅野メルロー21 ロゼ)
↓
2024/8/5 T2 → B12(別ロットとの最終合流)
↓
2024/8/5 澱引き(D1・D5)
B12 / B13 / Keg9 / Keg10
↓
瓶詰め(2025/12/5)
ワイン詳細
詳細情報:
栽培者 : 菅野忠司氏
品種 : 非公開
アルコール度数 : 10.%
酸化防止剤 : 亜硫酸塩(20mg/l)
瓶詰日 : 2025年12月5日
醸造方法 : セミ・マセラシオン・カルボニック
販売容量 : 500ml(1100本製造)
小売希望販売価格 : オープン

