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ぶどうと活きるについて

                              

今回、使用した葡萄は、山形県山形市で葡萄栽培をしている、枝松祐介氏 、 古内重光氏が育てる葡萄を100%使用しました。

彼らは地元が葡萄の一大産地でありながら、担い手不足が原因で葡萄園の廃園が、次々と増えていく現状のなか、地元の名産品を一生懸命作ってきた先輩たちの葡萄をどのように守っていくか、また楽しく運営を継続していけるかをテーマに掲げ、活動をされています。

例えば、歳を老いて、息子さん、娘さんが継続できず、何代も続いてきた葡萄畑を廃棄してしまいそうな場合に、彼らが畑をひきうけ、葡萄園を維持していくという活動をしています。

彼らは仲間を集い、葡萄づくりの醍醐味を共有することで、地元の若者に新たな職の選択と、地域で続いてきた葡萄畑の維持に貢献しようと奮闘しています。

また、もう一つの大切なテーマは、「兼業」ということかもしれません。

枝松氏、古内氏それぞれ、葡萄以外に、他のお仕事をもっています。

その中で、彼らが管理できる畑の規模を踏まえて、労働の分配等、葡萄園をやりくりできるやり方を追求し、「高品質な生食用ぶどう、理想のワイン用ブドウ」の生産をかかげて葡萄園を運営しています。

兼業というと、どっちつかずというイメージを持たれる方がいるかもしれません。

しかし、労力が半端なく、収入が少ないとう農業運営が一般的になりつつある、この日本において、他で収入を得ることで、収入面の不安を払拭し、作業規模を無駄に増やさず、できる範囲にしぼって、畑作業の質向上に精進していくことは、かえって、高品質な葡萄を生産する一つのモデルだと私たちは考えています。

 

弊社とは、2017年の冬に、株式会社農採土をつうじて、弊社と共にワイン造りすることになりました。弊社スタッフの中子が目指す、「農家のワイン」の考え方に賛同していただき、目標のワインを掲げて、剪定前の冬から栽培シーズンを通して、コミュニケーションをしながら販売の本日まで、やってまいりました。毎年、ワインの出来を確認し、日々一歩ずつ前進できるよう、ぶどうと活きるは活動しています。

​味わい

パイナップル、グレープフルーツ主体に少しライチと白い花の香

柑橘系のきれいな酸味ときれいな黄色い果実の果実感があり、最後にグレープフルーツのような苦みがあり、かなりスッキリした印象のワインです。

かなりスッキリしたワインなので、さっぱりしたお料理とのペアリングがおすすめです

醸造

醸造責任者中子より

 今回は少し特殊で思い入れのある品種での挑戦でした。

ブドウの糖度は18.5度 PH3.66とすこし本来の品種の特徴からはやや甘さは控えめなものの、ブドウトイキルさんの畑の

特徴である美しい酸味は健在でした。

ぶどうの特徴から、今回はスッキリとのめてひたすら優しい泡のワインをめざして醸造しました。

圧搾は少し梗が青い印象があったので、除梗機でしっかり全除梗した後、

エアープレスで圧搾、今回はじっくりというより、酸化を避けたかったので時間を意識してサッと圧搾いたしました。

その後丁寧にデブルバージュ

発酵は14度のセラー内で行い、かなり順調に発行は進み訳1週間で比重が1.00に

そのまま瓶詰、瓶で2か月貯蔵し、11月にデゴルジュマンを実施いたしました。

とても凛とした良い意味でガス入りのミネラルウォーターのような、体にしみこむ良いペティアンになったと思います。

とてもきれいに仕上がったのですが、ただ、すこしものたりさも有るのが、正直なところなので、

次回はすこし果実味を意識したペティアンになるように醸造したいとおもいます。

また、この品種はNPLでも栽培しているので今後ブドウトイキルさんとコミュニケーションをとりながら、

もっと極めていきたいと思っています

醸造データ

アルコール度数 10%

容量 750ml

収穫日  / / 山形県山形市

栽培者 葡萄と活きる(枝松祐介/古内重光/高瀬康輔)

糖度 18.5度 PH3.66

醸造フローチャート

発酵 (アンセストラル)

圧搾(エアープレス)➔デブルバージュ➔ステンレスタンク(14℃セラー内で10日間発酵)➔瓶詰め

➔ / / デゴルジュマン

 

値段など

商品名:Budoutoikiru Primeur 2024

品種:非公開

問合せ用品種:

アルコール度数:%

内容量:750ml

生産本数:210本

小売り希望価格:オープン
亜硫酸塩:なし

       

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